人事主導でのリーダーシップ育成3つのポイント

人事主導でのリーダーシップ育成3つのポイント

鈴木洋平

鈴木洋平

モギセン開発者/株式会社採用と育成研究社取締役/ビジネスシミュレーションプログラム開発/採用と育成のシームレスな接続/ワールドトリガー/川崎フロンターレ

今回は人事主導でのリーダーシップ育成3つのポイントを簡単に紹介します。3つのポイントについての詳細のモギセンノートを今後アップしていきますので、このノートは目次的に使ってもらえればと思います。

前提① リーダーシップとは

リーダーシップとは何か議論を始めるとそれだけで日が暮れてしまいますので、この記事ではモギセンが用いるリーダーシップの定義を紹介するに留めます。

モギセンでは、リーダーシップを以下のように定義します。

かなり幅広く解釈ができる定義です。キーワードは当事者意識や自分ごと化といったあたりになります。



前提② 人事主導、、!?

リーダーシップの成長がもっとも期待できるのは、現場での仕事経験です。これは間違いありません。人事の皆さまであれば、7:2:1の法則もご存知だと思います。

それを承知の上で、ここで話題にあげたいのは「人事主導」でのリーダーシップ育成です。効果が高くないであろうことはわかっています。
ただ、現場での仕事経験でリーダーシップが確実に成長するのであれば、リーダーシップについて憂えることはないはずです。現状、リーダーシップの発揮と成長についてそこら中で経営課題にあがるということは、現場任せだけではリーダーシップの成長はなかなかもたらされないということです。

そこで、人事主導です。

どこまで効果をもたらすことができるか大きな期待は難しいかもしれないけれど、

  • 人事主導でのリーダーシップ育成についてできる限りのことはやってみよう
  • そのために必要なことを検討してみよう
といった文脈で以下3つのポイントを紹介します。



リーダーシップ育成のポイント① 発揮経験を持たせること

現場の仕事経験でリーダーシップが成長するのは、そこにリーダーシップの発揮があるからです。逆に言えば、研修等のプログラムでリーダーシップの成長があまり期待できないのは、そこに発揮経験がないからに他なりません。



リーダーシップ育成のポイント② 難易度を設定すること

リーダーシップは発揮するだけではなく、どの程度難しい場で発揮したかも重要です。後輩しかいない場で主体性を発揮するのと、様々な立場のステークホルダーが混在する場で主体性を発揮するのとではリーダーシップの難しさが異なります。



リーダーシップ育成のポイント③ 即時フィードバックがあること

自身のリーダーシップの発揮について客観的に的確に把握して、強みと弱みを理解した上で次回に活かす、ということができる人はなかなかいません。他者からのフィードバックが合って初めて自己への気付きが深まります。



3つのポイントに適した仕掛け、ビジネスシミュレーション

これらの3つのポイントを人事主導の研修等で具現化するための舞台装置がビジネスシミュレーションプログラムです。ビジネスシミュレーションプログラムを用いることにより、

  • 発揮経験をもたせ
  • 難易度の高い場を設定し
  • フィードバックをする
ための仕掛けを人事が作ることができます。

モギセンはビジネスシミュレーションをオンラインで簡単に実施するためのポータルサイトです。ぜひご活用ください。

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